従業員及び従業員家族303名に抗体検査を実施! ~地域を支えるエッセンシャルワーカーとしての 使命を果たしていくための取り組み~ 検査結果を横須賀市に提供

お知らせ 2020.08.04

 

湘南菱油は、コロナ禍においてもエネルギーを安全にそして安定的に供給し、三浦半島の経済、そして人々の暮らしを支えていくという社会的責任を果たすため、またエッセンシャルワーカーとして使命を果たしている従業員のため、そして従業員を支えてくれているご家族、さらに地域のお客様の安心安全のために抗体検査を実施いたしました。

 

神奈川県横須賀市は6月25日、神奈川県内で初めて、市内の新型コロナウイルスの感染状況を調べるため、2,000人を対象とした抗体を検査すると発表しました。無作為抽出された市民2,000人に加えて当社従業員、及び家族303名の検査結果を提供することでより多くのデータを得ることはもちろんのこと、コロナ禍における横須賀市の新型コロナウイルス感染症の感染状況及び傾向をより詳細に把握し、今後の前向きな感染症対策に役立ててもらえることができ、これが地域における企業の社会的責任であるという考えのもと、田辺市議を通じて上地横須賀市長と連携を取り抗体検査を実施いたしました。

 

 

<今回利用する抗体検査キットについて(横須賀市医師会資料一部抜粋)>

病原ウイルスが体に侵入すると、体内で病原ウイルスを排除しようと免疫反応が起こります。発熱やのど喉の痛みなどの風邪症状は、この免疫反応をきっかけに発生する現象です。病原ウイルスを排除するために、抗体(病原ウイルスを捕まえるタンパク質)が作られます。このような免疫反応の過程で現れる抗体を測定することで、病気に罹っているかどうかを推測するのが抗体検査です。

 

抗体には様々な種類がありウイルス感染症の場合、主に

・感染早期に現れる「IgM」と

・IgMから遅れて現れ、その後、長期間出現し続ける「IgG」

の2種類の抗体が出現します。今回の検査では、「IgG」を調べます。

今回使用を予定している簡易検査キットは、「IgG」と「IgM」の両方を検査できるものです。

しかし、現状、「IgM」は検査の精度が不十分である可能性が指摘されており、今回は「IgG」のみを検査対象としました。

 

<なぜ抗体検査の実施をしようと決めたか>

今なお新型コロナウイルス感染症が世界レベルで拡大し、終息が未だ見えない状況が続いており、依然として私たちは目に見えないウィルスの脅威と向き合わなければなりません。そして新型コロナウイルス感染症が拡大する中にあっても当社が扱うエネルギーは社会インフラとして重要な役割を持ち、企業活動停止はエネルギーの安定供給を脅かすことになります。さらに当社からの感染拡大は地域のお客様に多大な影響を与えてしまいます。このような感染防止やお客様、お取引様に対する信頼向上を獲得の観点からはもちろんのこと、最前線で地域社会を維持するために、地域の人々の暮らし、笑顔を支えるという使命をもって、業務に従事している当社従業員、従業員を支えるご家族に感謝と敬意の気持ち、抗体の有無を確認し安心を確認することは精神衛生上有益であり、これからもエッセンシャルワーカーとしての使命を果たしてもらいたいという考えから実施にいたりました。

 

もちろん抗体検査だけでは将来の感染リスクを防ぐことにはつながらず効果は限定的という考え方もありますが、自身の現状を知ることで従業員、その家族一人一人が前向きな感染防止対策マインドを醸成し、感染拡大を防止することに繋がると考えております。また検査結果を横須賀市に提供、そして共有することで地域と一体となり新型コロナウイルス感染症という脅威に向き合い前向きに進んでいくことや、ニューノーマルの時代において地域と企業が連携して対策に取り組み、明るい将来を描いていくことが地域社会における企業の社会的責任と考え実施に至りました。

 

 

<関連リンク>

@Press ”神奈川県 湘南菱油が 従業員及び従業員家族303名に抗体検査を実施! ~地域を支えるエッセンシャルワーカーとしての 使命を果たしていくための取り組み~ 検査結果を横須賀市に提供